スーパーカマグラを飲むと頭痛や下痢を感じる人がたくさんいます。
せっかく性行為をしようとしているのになぜと思っている人もいるのではないでしょうか。
実はこれ、薬が効いている証拠ともいえます。
頭痛や下痢はスーパーカマグラの副作用なので、危険な薬とはいえません。
効果だけを発揮して副作用がない薬はありません。
これはスーパーカマグラも同じ。
ではなぜ頭痛や下痢という、性行為に障害を生むような副作用を発症してしまうのでしょうか?
本記事ではその理由について紹介していきます。
頭痛は血行促進によるもの
スーパーカマグラを飲んだ後に起きる頭痛について紹介していきます。
頭痛は脳内にある血管が膨張し、血管の周りにある管のような三叉神経が刺激されている状態のことを指します。
いつもは通常サイズの血管が拡張されることで、神経が圧迫されてしまい炎症を生じるのです。
スーパーカマグラに配合されるシルデナフィルは、血管拡張作用があります。すると体内中で血管の幅を広げようとサポートします。
男性器だけにある毛細血管のみにこの作用が発揮されてくれれば、頭痛も起きませんが内服薬であるスーパーカマグラはそういうわけにもいきません。
そのため自然と体内中の血管が拡張されて、頭痛を誘発するのです。
片頭痛のような痛みだともいわれているこの痛みは、服用するシルデナフィルの量によって痛みに変動があるといわれています。
スーパーカマグラは1錠に100mgものシルデナフィルを配合していますよね。
もともと外国人向けに製造されているスーパーカマグラを、華奢な日本人男性がまるまる1錠を飲んでしまうと大変なことになります。
頭痛が酷くなり、性行為どころではない状況を招くかもしれません。
そのため、スーパーカマグラを飲む時には錠剤をカットする必要があるのです。
国内で処方されるバイアグラも、50mgでは多く感じる人はピルカッターを用いてカットすることが推奨されているほど。
ED治療成分であるシルデナフィルは、副作用の頭痛を起こす薬といっても過言ではありません。
頭痛は市販薬で対処できます
頭痛を引き起こすスーパーカマグラですが、実はマツモトキヨシやドラッグイレブンで販売される頭痛薬で対処可能です。
たとえばロキソニンシリーズやイブシリーズ、セデス・ハイ、バファリンA錠といった薬です。
こういった薬とスーパーカマグラを併用することで、高確率で発生する頭痛の副作用を未然に防げる可能性がグッと上がります。
特に片頭痛持ちの人は、頭痛の副作用を感じやすいといわれているのでスーパーカマグラを飲む予定がある日は頭痛薬も一緒に買っておきましょう。
下痢を催すのはセロトニンが関係している
スーパーカマグラを飲んでから下痢の副作用を生じている人が多いようです。
SNSで発信されている体験談をチェックしてみましょう。
おーカマグラね~✨
スーパーカマグラって知ってる?w
てかこの薬 事が終わると下痢する— mozaemon (国際交流 空の玄関ウロウロ部)ทะลึ่ง69 (@mozaemon3) January 14, 2019
早漏防止が含まれたやつ(スーパーカマグラとか)使ったことあるけど、
いつもより遅くなる代わりに下痢になるからもう買わないw— たくあん (@takuanmuramura2) March 16, 2021
どんなもんだろうとスーパーカマグラを飲んでみました。
わかってはいましたが下痢しました。
この手の薬を飲むとほとんどの割合で下痢します。
早漏防止の成分の副作用なんですね。
あそこはギンギンです。#スーパーカマグラ #下痢 #バイアグラ #シアリス #勃起薬 #早漏防止— 漢復活 (@fukkatu_o) April 27, 2021
下痢の副作用にはスーパーカマグラに含まれているダポキセチンが関係しています。
ダポキセチンは、脳内バランスを整えるセロトニンの濃度を高める働きがあります。
セロトニンと聞くと幸せホルモンという単語を思い出す人もいるはず。
またほとんどの人がセロトニンは脳内ホルモンのひとつと思っていますが、実は体内で生成されるセロトニンは90%が胃の中で産生されています。
胃の中に異物が体外から混入すると、胃が吐きだそうとしてセロトニンを分泌します。
分泌されたセロトニンは、脳にある嘔吐中枢へと吐き気を催すように指示を出す伝令のような働きを出します。
そのため、スーパーカマグラを飲むとダポキセチンの作用が脳内だけでなく胃の中にあるセロトニンをも刺激して下痢を引き起こしてしまうのです。
人によっては下痢ではなく、嘔吐をしてしまう場合もあるようです。
胃薬を飲むのもアリ
下痢を回避したい人は、胃薬を飲むようにしましょう。
・制吐剤
・制酸剤
・胃粘膜保護剤
・消化管運動改善薬
といった薬は下痢や嘔吐をブロックしてくれます。
特にダポキセチンのような抗うつ成分は、初めて飲む人が下痢や嘔吐を催しやすいといわれています。
回数を重ねるごとに身体がセロトニンの調整に慣れてきて、下痢や嘔吐といった副作用を感じなくなるケースもあります。
そのような時は胃薬の服用は必要ないといえます。
副作用が効いている証拠でもある
スーパーカマグラの頭痛や下痢といった副作用は、薬が効いている証拠ともいえます。
しかし、スーパーカマグラは海外の医薬品です。
そもそも日本人の身体に合っていないというケースも考えられるので、無理はしてはいけません。
「妊活だから!」という気持ちが先走って、自分自身の身体をないがしろにすると取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
こういった副作用が長期化・重症化する前に、服用がツライと感じた時は使用を中止して医療機関へかかりましょう。